クラウド“ビッグスリー”は指名買いの時代へ、今後の動向を大予測するAWS、Azure、Googleの覇権は続く?(1/2 ページ)

2016年もパブリッククラウドには大きな変化が起こるだろう。特にAmazon、Microsoft、Googleのトップ3社は、自社のアイデンティティーを確立する年となるだろうと予測する専門家もいる。

2016年05月23日 07時00分 公開
[Kristin KnappTechTarget]
「Predix」(GEのWebサイトより)《クリックで拡大》

 2015年、クラウド市場では多くの動きが見られたが、特にパブリッククラウドベンダーではその傾向が顕著だった。Hewlett Packard EnterpriseやVerizonなど、パブリッククラウド事業から撤退したベンダーもあれば、Dellなど大規模な買収に踏み切ったベンダーもある。Amazon Web Services(以下、Amazon)の「Amazon Web Services」(AWS)、Microsoftの「Microsoft Azure」(Azure)、Googleの「Google Cloud Platform」(GCP)は、パブリッククラウド市場を席巻し続け、その勢いは増す一方である。だが、今後はどうなるのだろうか。

 TechTargetは、この先パブリッククラウドベンダーにどのような進化や変化を期待するかを専門家に聞いた。以下に、彼らの予測を紹介する。

       1|2 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news115.jpg

「TikTok禁止法案」に米大統領が署名 気になるこれからにまつわる5つの疑問
米連邦上院が、安全保障上の理由からTikTokの米国事業の売却を要求する法案を可決し、バ...

news077.jpg

「気候危機」に対する理解 日本は米国の3分の1
SDGsプロジェクトはTBWA HAKUHODOのマーケティング戦略組織である65dB TOKYOと共同で、「...

news058.jpg

アドビ、Adobe Firefly機能搭載の「Adobe Express」モバイル版アプリを一般提供
アドビは、生成AI「Adobe Firefly」の機能を利用できる「Adobe Express」モバイル版アプ...