「カラーバリエーションが多いのがいい」「寝室やリビングにちょい置きしても違和感がない」「棚と並べて置きたい」――日立グローバルライフソリューションズ(東京都港区)が開発した冷蔵庫「Chiiil(チール)」が話題となっている。
Chiiilは幅559×高さ750×奥行き420ミリメートル、容量73リットルの冷蔵庫。一見すると家具のようなデザインやカラーが特徴で、リビングやダイニング、寝室や在宅ワークのデスクの隣など、キッチン以外の場所に家具のように設置する。大型・多機能な製品をキッチンに1台設置し、食材をまとめて保管するという、これまでの冷蔵庫の当たり前を覆した。
もともと大型・高機能な製品を多く手掛けている同社。しかし、開発担当者の小川真申さん(同社ホームソリューション事業部 商品戦略本部 商品企画部)には、予感めいたあるアイデアがずっと浮かんでいたのだという。生活スタイルの変化や食生活の多様化から、いずれ、キッチン以外の使いたい場所に置きやすく、その場所で必要なものを入れるような新しい冷蔵庫が必要とされるのではないか――。
アイデアだけが先行していた中、コロナにより人々の生活が一変。「内食の増加、買い物もECなどを活用し一気にまとめ買いするなど、コロナの影響を受けて生活スタイルが急激に変化しました。この流れを見ていて、今こそこのアイデアを形にするべきだという機運が社内で高まり、本格的な開発に乗り出しました」(小川さん)
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