第1回「METAVERSE EXPO JAPAN」開幕　Meta主催　“メタバースの今”を現実でアピール

[谷井将人，ITmedia]

　米Meta主催のイベント「METAVERSE EXPO JAPAN 2022」（グランドハイアット東京）が7月27日に開幕した。メタバース関連のサービスや製品の展示、関連団体の講演などを実施する。完全招待制で、会期は28日まで。

　参加する企業・団体は、メタバース関連事業を手掛けるHIKKY、ピクシブ、通信業界からはNTTドコモ、ソフトバンク、楽天モバイル、暗号資産のコインチェックなどに加え、日本マイクロソフト、バンダイナムコエンターテインメント、rinna、角川ドワンゴ学園、東京大学、宇宙航空研究開発機構（JAXA）、テレビ東京、SHIBUYA109 エンタテイメントなど。

　会場で対応に当たったMetaの担当者は「このエキスポはFacebookがMetaに社名変更して初めて日本で開催する展示会。今後メタバースに注力していくというスタンスの表明ともいえる」と話した。

　Metaの展示はVRヘッドマウントディスプレイ「Meta Quest 2」の体験と、Instagramアプリを使ったAR技術のデモンストレーション。AR技術の今後について担当者は「普及にはデバイスの処理性能の向上が重要。今はスマートフォンでAR合成をしているが、チップの性能が上がればARグラスが実用的になる」との見方を示した。

　10月にはテクノロジーイベント「CEATEC 2022」内でも同様の展示を一般向けに公開する予定。