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人気ゲーム「VALORANT」提供元がAWSと提携 eスポーツ配信画面に情報表示、状況分かりやすく

» 2022年07月21日 14時52分 公開
[ITmedia]

 シューティングゲーム「VALORANT」(Windows)などを手掛ける米Riot Gamesが、eスポーツ配信の分野で米AWSと提携する。競技の状況を視聴者に分かりやすく伝えるツール「Stats powered by AWS」の開発などで協力するという。Riot Games日本法人が7月19日に発表した。

photo VALORANTの配信画面のイメージ(Stats powered by AWSは未導入の状態、公式サイトから引用)

 Stats powered by AWSは、eスポーツの配信画面にゲームに関するデータを表示し、視聴者に状況を分かりやすくするツール。どんなデータを表示するかは、Riot Gamesが9月に開催するeスポーツイベントなどで実施する視聴者投票を基に決める。

 eスポーツ選手によるゲームのプレイ内容を基に、プロチームのランキングを作成して配信画面に表示するサービスや、ファンが大会の優勝チームを予想できるサービスなども開発する。いずれもAWSが提供するAIやクラウド基盤を活用して開発する予定で、今秋に初期ビルドを完成させるという。

 Riot GamesはVALORANTに加え、オンラインゲーム「League Of Legends」などを提供する企業。どちらのゲームも賞金総額が数十億円規模に上る大会が開催されるなど、eスポーツとして人気を集めている。同社は過去にも米Amazon.com傘下の米Twitchなどと協力してきた経験があることから、AWSとの提携に至ったとしている。

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