リテール大革命

スワロフスキーは客単価5倍に! 「ライブコマース」導入で売り上げがアップした理由離脱を防ぐ(1/5 ページ)

» 2022年06月30日 08時00分 公開
[小林香織ITmedia]

 ECサイトとライブ配信を組み合わせ、配信者と視聴者がコミュニケーションを取れる販売手法「ライブコマース」。コロナ禍で導入企業が増え、成功事例が続々と出てきているようだ。

ライブコマースの手法には、1対1の接客、不特定多数に向けたライブ配信などがある(提供:ライブコール)

 例えば、リネン服/寝具のブランド「wafu.(ワフ)」は、インスタライブの代わりにライブコマースツール「ライコマ」を導入し、コンバージョン率(CVR)が7.8%向上した。スワロフスキー・ジャパンでは、1対1のオンライン接客ツール「LIveCall(ライブコール)」を導入したところ、約80%の購入率となり、客単価が店舗平均の約5倍に向上した。

 このほかにも、大手を含む多くの企業が続々とライブコマースを導入している。なぜ、ライブコマースで売り上げやCVRが上がるのか。ライコマを提供するThe Uni(ユニット)社の事業戦略室に所属する鎌田慎平氏、「ライブコール」を提供するスピンシェル社 取締役の酒井大介氏に、成功事例の要因を聞いた。

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