「Productivity Anywhere」を実現するためには組織のカルチャーやルール、ポリシーの変革に加え、デジタルツールの導入も必要です。後編は、Web会議の生産性を向上させる大きな可能性を秘めたAIを活用したテクノロジーを紹介します。
この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。
前編では、働き方の新たなトレンドである「Productivity Anywhere(どこで働いても生産性を上げる)」という考え方と、これに向けたワークプレースの整備で重要な3つのポイントを解説しました。
後編となる本稿は「Productivity Anywhere」を実現するためのテクノロジーに注目していきましょう。
Productivity Anywhereという考え方において、ワーキングスペースはオフィスや自宅に限らず、外出先や屋外、ワーケーション先、海外など多種多様です。時間や場所を選ばず、多様な環境で働くビジネスパーソンがストレスを感じずにコミュニケーションを取るには、「Slack」「Microsoft Teams」「Zoom」といったコラボレーションツールやWeb会議ツールの他、ヘッドセットやWebカメラなどコミュニケーションを最適化するための環境作りも重要なポイントです。
こうした製品群の中でも最近は、AI(人工知能)を搭載したツールに特に注目が集まっています。ここからは新しい働き方を実現するツールのテクノロジー別の特性や、AIが製品の機能性向上にどう貢献しているのかについて見ていきましょう。
近年、AIの音声認識機能によって、会議音声をリアルタイムで文字起こししたり、議事録を作成・編集したりするツールを目にすることも多くなってきています。こうしたツールの中には自動で字幕生成や翻訳をする機能が付いているものもあります。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.