ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)は6月22日、AIを用いてドラム音を生成する技術「DrumGAN」(ドラムガン)を発表した。独Steinberg Media Technologies(スタインバーグ)が発売する音楽制作ソフトへの搭載が決まっている。
画像生成などに使われることの多いGAN(敵対的生成ネットワーク)を活用してドラム音を生成する技術。ソニーCSLパリの研究チームが開発した。
音楽クリエイターは従来のようにサンプルライブラリの音源を加工して音を作るのではなく、キックドラムやスネア、シンバルのパラメーターを調整しながらオリジナルのドラム音を直感的に作れるという。
スタインバーグは6月22日に発売するソフトウェア「Backbone1.5」の主要機能の1つとしてDrumGANを採用する。「ソニーCSLとの協力により、世界中のミュージシャンに新しくユニークなドラムサウンドを提供する」としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR