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転職市場で平均年収が高いIT職種 2位は「セキュリティエンジニア」 1位は?

» 2022年06月23日 13時42分 公開
[ITmedia]

就職人気から占う今後のIT業界:

エンジニアをはじめとするIT人材は今やIT業界のみならず、さまざまな業界のDXを支える存在だ。このコーナーでは、調査会社などが発表している就職人気ランキングから、向こう数年のIT業界・IT人材動向のヒントを探っていく。

 平均年収が最も高いIT職種は?──パーソルキャリアが転職支援サービス「doda」の情報を基に実施した調査によれば、1位は「ITコンサルタント」(752万円)。2位は「セキュリティエンジニア」(675万円)、3位は「プリセールス」(670万円)だった。

 以降は4位が「データサイエンティスト」(621万円)、5位が「社内SE」(606万円)、6位が「業務系アプリケーションエンジニア・プログラマー」(562万円)、7位が「インフラエンジニア」(555万円)、8位が「制御系ソフトウェア開発」(553万円)、9位が「Webサービス系エンジニア・プログラマー」(520万円)、10位が「スマホアプリ・ネイティブアプリ系エンジニア」(489万円)と続いた。最下位は「サポート・ヘルプデスク」(476万円)となった。

photo パーソルキャリアの調査結果

 パーソルキャリアはITコンサルタントが1位になった背景について、IT戦略の策定やその実現などを担い、企業の戦略に大きく影響することから平均年収が高くなっていると分析。セキュリティエンジニアは昨今のサイバー攻撃を巡る動向から、プリセールスは企業の売り上げへの影響が大きいことから上位に入ったとしている。

 調査結果は、パーソルキャリアがdodaで4月までに集めた転職情報を基に算出。100万件以上のデータから、対象職種の経験が3年以上あり、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県に住んでいる人などの情報を抜き出してまとめた。

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