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外務省、“ほぼ”FAX廃止→原則メールに 企業では意外と現役?河野太郎議員のツイートで明らかに(1/4 ページ)

» 2022年06月23日 06時00分 公開
[樋口隆充ITmedia]

 外務省が、一部を除き、FAXの利用を原則廃止していたことが6月23日までに分かった。前行政・規制改革担当相で、自由民主党(自民党)の広報本部長を務める河野太郎衆議院議員のツイートで外務省のFAX廃止が話題となっており、外務省に確認したところ、事実関係を認めた。業務効率化や紙の使用量削減などが主な狙いだという。外務省が廃止できた理由を取材するとともに、民間調査などを活用し、企業のFAX利用率などを調べた。

photo 外務省

 河野議員は6月13日、自身の公式Twitterアカウントで「日本の外務省がFAXを使わなくなったお祝いに在京の大使が夕食会を開いてくれた」と投稿。記事執筆時点(6月22日午後6時時点)で、約3400リツイート、約2万2000いいねを記録している。

 外務省は取材に対し「2021年6月に原則FAXの利用を廃止している」と回答。裁判資料の送付などに一部使用するケースがあるため、全廃やFAX本体の撤去までには至っていないものの「ほぼ100%メールなどに切り替えている」(大臣官房総務課)としている。

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