米IBMは6月7日(現地時間)、ロシアでの事業を段階的に終了すると発表した。米Reutersなどの報道によれば、同日から現地従業員の解雇を始めたという。
IBMは今回の措置について「ロシアにいる私たちの同僚は、彼ら自身のせいではないのにもかかわらず、数カ月もの間ストレスと不安に耐えてきた。(彼らにとって)このニュースが困難であることは認識している」とコメント。
一方、解雇する従業員に向けた援助は継続する方針で「IBMは今後も彼らの味方であり、支援のためにあらゆる合理的な措置と、彼らの移行を可能な限り整然と行うことを保証する」(IBM)という。
IBMは「暴力および侵略行為を容認しないと同時に、ロシアによるウクライナでの戦争を非難する」(同社)などとして、3月にロシアでのサービス提供を停止。以降、ロシアのスタッフを含めた全社員にメンタルヘルスの改善に向けた支援などを提供している。
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