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Mac OS XからmacOS Venturaまでの歴史を軽く振り返るCloseBox(1/5 ページ)

» 2022年06月07日 06時15分 公開
[松尾公也ITmedia]

 WWDC22で新しいmacOSが発表された。Venturaという名前で、バージョン番号は13。このネーミングについて解説する前に、これまでのmacOSの流れを、Mac OS X以降にフォーカスして軽くまとめておきたい。

ネコ科の時代(2000〜2005)

 macOSにバージョンナンバー以外の名前が付くようになったのは、NeXTのOS技術をベースに作り直されたMac OS Xからだ。2000年のパブリックベータではシャム猫(Siam)、同年リリースの正式版10.0はチーター(Cheetah)、2001年の10.1はピューマ(Puma)というコードネームだった。製品名がネコ科化したのは2002年の10.2のジャガー(Jaguar)からで、パッケージの「X」ロゴが豹柄になった。

photo Mac OS X Jaguar

 ネコ科(大型)の動物シリーズはその後も採用され、2003年の10.3パンサー(Panther)、2005年の10.4タイガー(Tiger)と続いた。TigerではPowerPCからIntelへの衝撃的なCPUシフトが、ほぼ問題なく行われた。

photo Mac OS X 10.3 PantherとTigerの予告
photo Mac OS X 10.4 Tiger
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