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前回の記事では、「ジョブローテーションは本当に時代遅れなのか?」をテーマに、時代背景からみるジョブローテーションの有用性について解説しました。
ジョブローテーションの要は「社員の納得」です。これがなければ、「やりたい仕事が明確にあって入社したのに、全く異なる仕事をやらされている、希望を聞いてもらえないといった不満につながり、モチベーションが低下」などのケースが生じかねません。
それではこうした社員の納得は、どのように得るのでしょうか? 「入社2年で2部署」にローテーションする大手映画製作会社と、「役員も含む全社員が5年以内に異動」する大手家具小売業者のケースを紹介します。
映画製作や配給、劇場運営を行っている大手映画制作会社では、入社後、最初の2年間で2部署へのジョブローテーションを行う制度があります。
異動の対象となる部門は、営業系部門、管理系部門、劇場部門の3つですが、グループ会社への異動もあるため、大きく分けると計4つです。このうち2部門を1年ずつ経験します。
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