ベンチャーの成長のカギを握る存在、CFO(最高財務責任者)。この連載では、上場後のスタートアップの資金調達や成長支援を行うグロース・キャピタルの嶺井政人CEOが、現在活躍するCFOと対談。キャリアの壁の乗り越え方や、CFOに求められることを探る。
前編に引き続き、第2回の対談相手はアイスタイルの菅原敬CFO。CFOとは「嫌われる役割」と語るその真意とは。ファイナンスは「ほぼ未経験」でCFOを務めることになったのはなぜなのか? 後編ではキャリアについてや、菅原氏の考える“CFOの在り方”について探る。
嶺井: では、続いてCFOに共通する一番の悩み、社長、CEOとの関係という壁についてお聞きしたいです。
菅原: そうですね。私と吉松(徹郎CEO)は、アクセンチュア時代の元同期、元同僚であり、親友でもありました。なにぶん、平日も週末も、昼も夜も夜中も一緒にいた。だからきっと、ほかの会社のCFOとCEOの関係よりはフラットだろう、という前提があります。
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