世界貿易センタービルディング、野村不動産、JR東日本など5社は5月18日、浜松町駅エリアの整備計画を発表した。北口および南口の歩行者ネットワークを強化するほか、中央改札付近に中央広場や歩行者ネットワークを整備することで、JRや地下鉄各路線、バスやタクシーとのスムーズな乗り換えを実現する。
浜松町駅周辺では現在、「世界貿易センタービルディング」「東京モノレール浜松町駅」「浜松町ビルディング」の建替事業など、複数の大型再開発プロジェクトが進行している。羽田から東京の玄関口として機能する同駅は今後、駅利用者、来訪者、就労人口の増加が見込まれ、都心部の拠点の1つとしてさらに重要な役割を担っている。
今回の整備計画では、駅周辺エリアを広域的につなぐ歩行者ネットワークの構築、および浜松町駅の交通結節点としての機能強化を図り、利便性の高い魅力ある都市環境を整備するという。
北口では、26年の使用開始を目標に、竹芝・汐留方面、芝大門方面の各エリアをつなぐ歩行者ネットワークを形成。駅北口に新たに整備する改札から、東西を自由に移動できる空間となる。
南口には、既存の自由通路に加え新たな自由通路を整備。混雑緩和やバリアフリーへの対応を図ることで、浜松町二丁目エリアと芝浦エリアをつなぐ歩行者ネットワークを強化する。新たな自由通路は24年度の使用開始を予定しており、その後既存の自由通路を改修。26年度の全面使用開始を予定している。
東側には、旧芝離宮庭園に沿う歩行者専用道路を整備する。竹芝・汐留方面と芝浦方面が緑豊かな空間でつながり、浜松町駅から芝浦プロジェクトにかけて庇を設置することで雨にぬれずアクセス可能となる。
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