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JR山手線、2028年までに自動運転導入へ 営業中の列車で実験

» 2022年05月11日 16時22分 公開
[ITmedia]

 JR東日本は、JR山手線で、乗客が乗ってる営業列車での自動運転を目指した実証運転を、10月ごろから2カ月程度行う。加速・惰行・減速などの自動運転に必要な運転機能、乗り心地、省エネ性能などを確認したり、知見を蓄積したりする。

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 山手線は2028年ごろまでに自動運転の導入を目指している。将来は、運転士なしでの運行の実現を目標に、開発を進める。

 今回の実験は、E235系(2編成)の営業列車を使用して、加速・惰行・減速などの自動運転に必要な運転機能、乗り心地、省エネ性能などを確認したり、知見を蓄積したりする内容。通常の列車と同様に運転士が乗務し、必要な機器操作は行う。

 JR東は、加速時間を短くし、惰行の時間を長く、減速時間を短くすることで運転エネルギーを削減した省エネを目指している。山手線では、2020年度から乗務員の操縦による省エネ運転の研究に取り組んでおり、自動運転を目指した開発でもその知見を活用。今年2月には、前後に列車が走行している環境で営業時間帯に試験を行った。

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