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Arm版Windowsのx64アプリエミュレーションは「Windows 11」でのみ可能に

» 2021年11月17日 11時29分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは11月16日(現地時間)、公式ブログで「Windows用のx64エミュレーションがWindows 11で一般的に利用可能になった」と発表した。「これを体験したい場合は、ArmでWindows 11を実行しているPCが必要だ」。つまり、「Windows 10」ではArmでx64アプリのエミュレーションはできないという意味だ。

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 Microsoftは昨年12月、ARM64環境でのx64アプリのエミュレーションを、Windows Insiderの開発者チャンネルでプレビューとして公開し、その時点ではWindows 10でも可能だったが、次のWindows 10の更新でできなくなる見込みだ。公式ブログにはWindows 10でサポートしない理由の説明は特にない。

 なお、MicrosoftのオリジナルPCでArm搭載の「Surface Pro X」はWindows 11へのアップグレードが可能だ。

 surface Windows 11プリインストールの「Surface Pro X」は来年発売予定

 Microsoftは別の公式ブログで、Windows 10の今後の更新は1年に1回になり、サポートは2025年10月14日まで続けると発表した。

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