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「Macにもノッチ」の理由 新型MacBook Proにあえて投入した切り欠きについて考えたCloseBox(1/2 ページ)

» 2021年10月19日 05時37分 公開
[松尾公也ITmedia]

 米Appleが10月18日(米国時間)に発表、予約開始した14インチ/16インチMacBook Proは、M1 Pro/M1 Maxプロセッサ搭載、外部インタフェースポートの復活以外に大きな論議を巻き起こした変更がある。Macでは歴史上初めての「ノッチ」搭載だ。

 14インチ/16インチMacBook Proはいずれも、センターフレームなどのコンピュテーショナルビデオ機能を持つ1080p FaceTime HDカメラをディスプレイ表示部分の上部中央に配置しており、そこは描画がされない、黒いスペースとなっている。

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photo 14インチ/16インチMacBook Proのディスプレイに四角い黒い影

 ディスプレイの上部中央にカメラユニットを配置し、その部分が「切り欠き」となることを一般的に「ノッチ」と呼ぶ(Appleではセンサーハウジングと呼んでいる)。Appleは2017年にiPhone Xでディスプレイにノッチを投入し、それに対しては強い批判があった。その後のiPhoneにも全てノッチがあり、最新モデルであるiPhone 13ファミリーにもノッチが存在する。

 Appleがディスプレイ埋め込み型カメラをテストしており、iPhoneからノッチが消えるかもしれないといううわさもあるが、ノッチはMacにもやってきた。

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