先日、SOMPOホールディングスが課長職を立候補制にするというニュースが流れた。2021年度から約20の部長職についてはジョブ型の人事制度を導入しているが、22年4月からジョブ型を課長職に拡大するにあたり、さらに1歩進んで立候補という形に切り替えるという。
「立候補したのに選ばれなかったらどうなるのか」「結局、上司のお気に入りばかり出世することになるのでは?」「本当に制度として成立するのか? うまく運営していけるのか?」と疑問に思った人は少なくないだろう。
こうした懸念にどう対策し、制度を浸透させていくのだろうか。今回、独占取材の機会を得て、SOMPOホールディングスの人事担当である鈴木正晃氏、三浦哲雄氏に、導入の背景から課題認識、具体的な方法やリスク対策まで詳しい話を聞いた。
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