企業向けコラボレーションツール「Slack」を運営する米salesforce.com傘下の米Slack Technologiesは9月21日(現地時間)、salesforce.comの年次イベント「Dreamforce」で複数の新機能を発表した。いずれもコロナ禍のハイブリッドワークを支援する企業向け機能だ。
「クリップ」は、任意のチャンネルまたはDM内で、音声、動画、画面を記録し、共有する新機能。タイムゾーンの違う地域で働く同僚同士のコミュニケーションを支援する。
最長3分間のクリップを記録できる。記録したクリップはテキストと同じようにチャンネルやDMで共有でき、再生では速度調節、(動画の場合)ライブキャプション表示、トランスクリプト(テキスト起こし)での表示などが可能だ。また、クリップにはテキスト、音声、動画のいずれででも返信できる。
この機能は有料プランユーザー向け。すべてのメンバーとゲストが利用できる。クリップの記録方法などは日本語ヘルプを参照されたい。
Slackコネクトは1つのチャンネルを最大20の外部組織と共有できる有料版の機能。これまでは有料版ユーザー同士でしか使えなかったが、「Enterprise Grid」(大規模組織向けSlackソリューション)の顧客であれば、無料版のSlackユーザーとコネクトできるようになる。
政府認定のクラウド環境で実行するための「GovSlack」も発表した。米連邦政府のセキュリティ要件、運用要件に準拠するSlack。こちらは2022年提供開始の予定だ。
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