リテール大革命

キャッシュレス決済が顧客体験向上を生み出す──CRISP宮野代表に聞くサラダ専門店(1/11 ページ)

» 2021年09月24日 07時00分 公開

 CRISPは、新しい外食企業“コネクティッド・レストラン”の構築を目的に2014年に創業の起業。現在は、ニューヨーク風のスタイリッシュなインテリアと、1日に必要な野菜を1食で摂れる点が人気のカスタムサラダ専門店「CRISP SALAD WORKS」でのサラダ販売が事業の中心だ。

 しかしCRISP SALAD WORKSの特徴は、インテリアやサラダの内容にとどまらない。セルフレジシステムを利用した対面販売のほか、オフィス向けのグループオーダー、サブスクリプションサービスも展開。22年にはピックアップステーションの構想もあるという。

 また、同社製のセルフレジシステム『CRISP PLATRFORM』は、サラダ専門店での店頭利用のほか他社への販売も行っており、宮野浩史社長は「我々の本業はテクノロジー」だと語る。

 新型コロナウイルス禍でテレワークのニーズが高まったことで、飲食店での外食から宅配サービスやテークアウトなどに人気が移り変わるなど、飲食産業のあり方が大きく変わろうとしている。

 CRISP SALAD WORKSの顧客接点の作り方や、テクノロジーを活用したサービス向上や新サービス展開の手法、そして将来の展開などをCRISPの宮野浩史社長に聞いた。

CRISP 代表取締役社長の宮野浩史氏
カスタマイズして注文したサラダ
       1|2|3|4|5|6|7|8|9|10|11 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.