給与明細を電子化し年間140万円を削減、リモートワークにも対応

株式会社ユタカ技研

給与明細を電子化し年間140万円を削減、リモートワークにも対応

明細書の紙による運用は、印刷や郵送にコストがかかるだけでなく、リモートワークの観点からも非効率だ。しかしいざペーパーレスに取り組むとなるとさまざまな問題が……

  • 業務のIT化
  • 製造業
  • 情報システム部門(開発系)
給与明細を電子化し年間140万円を削減、リモートワークにも対応

自動車部品の製造・販売を行うユタカ技研では、社員の給与・賞与明細を紙で配布していたが、担当者の労務費と海外拠点への郵送に大きなコストがかかっていた。また、勤怠入力のエラーチェックは手作業で行っており、そうした作業も自動化を進めたいと考えていた。そこで同社では業務自動化・効率化を推進すべくシステム導入の検討を開始した。

事例資料をダウンロード

課題

 ユタカ技研では、全社員の給与・賞与明細を紙で配布していたが、担当者の労務費と海外拠点への郵送に年間140万円以上のコストがかかっていた。
 また、勤怠入力のエラーチェックは各部署の担当者が手作業で検索・確認しており大きな業務負荷となっていた。RPAツールによるチェックの自動化を検討したが、データ整形する項目数が多く、処理に時間がかかり非効率となるため進んでいなかった。

解決方法

 ノーコードのデータ連携ツールを導入し、基幹システムから給与情報を取得しPDFに変換、メールで通知する仕組みを開発した。これにより給与明細は社内ポータルで閲覧・印刷できるようになった。
 勤怠入力のチェックでは、勤怠システムへのログインとエラーリストの検索・取得はRPAで自動化、後続のデータ加工とメールでの結果送信を同ツールで行うことで処理速度を高めることに成功した。

効果

 そうした仕組みは既存システムを組み合わせて構築できたことで導入コストを低く抑えることができた。
 給与・賞与明細の電子化により年間140万円のコストと1万4千枚の紙を削減、また印刷や配布、受け取りなど出社が必要な業務を電子化したことでリモートワークにもスムーズに対応することができたという。

事例概要

企業規模 企業規模問わず
課題 業務のIT化
業種 製造業
部署 情報システム部門(開発系)
地域 国内
導入年 -

提供企業・製品

導入製品名:ノーコードのデータ連携ツール「ASTERIA Warp」

提供企業:アステリア株式会社

URL:https://www.asteria.com/jp/warp/