世界各国の自治体は、ランサムウェア攻撃に備えてどのような対策を進めているのか。実際にランサムウェア攻撃を受けた米国地方都市の取り組みを紹介する。
「まさか」のタイミングだった。カリフォルニア州ランチョクカモンガ市のITディレクターを務めるダリル・ポーク氏がランサムウェア(身代金要求型マルウェア)対策についての講演を録画していたその日、同市は他でもないランサムウェア攻撃を受けた。
2021年5月下旬、バックアップベンダーのVeeam Softwareが主催したオンラインカンファレンスでポーク氏は、ランチョクカモンガ市が直面したランサムウェア攻撃のいきさつを説明した。同市はカリフォルニア南部に位置する中規模都市だ。「ランサムウェア攻撃を受けた日は、朝からIT現場は大騒ぎだった」とポーク氏は振り返りながらも、被害については「あまり心配はなかった」と言う。同市は「しっかりしたバックアップ対策」(同氏)を講じていたからだ。ランサムウェア攻撃は幸い、システムがブロックしたことで不成功に終わった。
生活者の生成AI利用動向 10代後半はすでに5割近くが経験――リクルート調査
テキスト型生成AIサービスの利用経験者の割合は若い年代ほど高く、特に10代後半はすでに5...
2023年のSNS炎上総数は189件、炎上元の媒体1位は「X」――コムニコ「炎上レポート」
コムニコが「炎上レポート」2023年版を公開しました。
今度の「TikTok禁止」はこれまでとどう違う?
米国ではまたしてもTikTok禁止措置が議論されている。これまでは結局実現に至らなかった...