リテール大革命

サブウェイとOKIが実証実験 AIで感情を推定しおすすめメニューを紹介注文時の焦りを解消

» 2021年08月03日 09時40分 公開
[ITmedia]

 沖電気工業(OKI)と日本サブウェイは8月2日、AIを用いて感情を推定し、おすすめメニューを提案する実証実験を開始すると発表した。メニュー選択の迷いを解消し、注文方法が分からないお客の焦りや緊張を緩和できるか検証する。

サブウェイ サブウェイ公式Webサイト

 実験では、OKIの「AIを用いた感情推定技術」(感情AI技術)を活用する。感情AI技術は、人の自然な表情や振る舞いから潜在的な感情を推定する技術で、セルフ注文端末のカメラとセンサーで表情と視線を読み取り、お客の興味・関心が高そうなおすすめメニューを提案する。

サブウェイ 提案型注文システムの構成(出所:プレスリリース)

 サブウェイは、お客自らがパンやトッピング、野菜の増減やドレッシングなどを選択し、オリジナルのサンドイッチが楽しめる点が特徴だ。しかし、この注文方法に慣れていないお客にとっては、注文時の焦りや緊張につながっていた。また、同システムを活用することで接客対応時間の短縮も期待でき、スムーズな注文による店舗スタッフの生産性向上とストレス軽減にもつながるとしている。

 実験は8月6日までサブウェイ渋谷桜丘店で実施。同意したお客を対象に行い、その使用感をアンケートで収集する。

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