日米独のオーラルケア事情 口臭対策に自信がある日本人は米国・ドイツの半分以下日本はケア後進国?(1/2 ページ)

» 2021年07月21日 13時50分 公開
[堀井塚高ITmedia]

 おいしい食事や楽しい会話には歯の存在が欠かせない。ところが、日本人は歯と歯茎の健康を維持するためのオーラルケア意識が低く、口臭対策に自信がないことがパナソニックの調査で判明した。

パナソニックが日米独のオーラルケアに関する調査を発表した

 口臭対策に「とても自信がある」「やや自信がある」と答えた日本人は19.0%にとどまった。ドイツ人(79.0%)と米国人(68.0%)の半分以下という結果だ。同社は「日本では、口臭の原因を正しく理解していないため、効果的なオーラルケアを実践できていないことが、口臭対策への自信のなさにつながっているのかもしれない」と分析する。

口臭対策に自信がある日本人は2割弱という結果に(画像:以下、リリースより)

 口臭対策について「とても意識している」と答えたのはドイツ人が74.0%、米国人が54.0%に対し、日本人は32.0%だった。日本人のオーラルケア意識の低さは投資額にも表れており、ケア用品の購入や歯科通院、クリーニング、ホワイトニングといったメンテナンス費が年間3000円未満という日本人が37.0%もいる。

日本人はオーラルケアへの投資額が低い
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