クルマはどう進化する? 新車から読み解く業界動向

最も優れているクルマのカラーデザインは? トヨタと日産が同時グランプリ24回目(1/2 ページ)

» 2022年01月27日 10時09分 公開
[ITmedia]

 日本流行色協会(東京都千代田区、以下JAFCA)は、優れたモビリティのカラーデザインを顕彰する「オートカラーアウォード2021」を開催した。グランプリは、トヨタ自動車の「LEXUS LS500h/LS500」と日産自動車の「アリア」が受賞した。

日本流行色協会は「オートカラーアウォード2021」を開催した(画像:以下、リリースより)

 トヨタの「LEXUS LS500h/LS500」のエクステリアカラーは銀影ラスター、インテリアはプラチナ箔&西陣(ブラック)。

 同協会は「トヨタのレクサスは、長年日本の伝統工芸とクルマの融合に取り組んでいる。光のようなエクステリアに加え、インテリアに西陣織や箔などを使い、見事なクオリティに達していた。豪華さがありながらもすっきりと洗練され、エクステリアとインテリアがひとつの塊となって見えるようなまとまり感があった」と評価した。

トヨタの「LEXUS LS500h/LS500」

 グランプリを同時受賞した日産「アリア」のエクステリアカラーは暁 –アカツキ– (サンライズカッパー(M)/ミッドナイトブラック(P)の2トーン、インテリアはブルーグレー。

 同協会は授賞理由について「禅をテーマにしているものの、日本ではなくグローバルな視点から生み出されたCMF(カラー、マテリアル、フィニッシュ)である。閉塞感の強い時代の中、エクステリアカラーは夜明けのイメージで、そのCMFには夜が明けて行くような、闇が開かれていくような新しさが感じられた。また、太陽を思わせるエクステリアと、静かなインテリアとのコンビネーションも評価が高かった」とコメントした。

日産「アリア」
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.