小田急電鉄、特急ロマンスカーGSEを貸し切った「令和版 走る喫茶室」を運行 即日で完売

» 2022年01月24日 16時46分 公開

 小田急電鉄(東京都新宿区)は、特急ロマンスカーGSE(70000形)を貸切にした特別列車「令和版 走る喫茶室」を、3月5日に運行する。1949年にスタートしたシートサービス「走る喫茶室」でも協働した日東紅茶を販売する三井農林の協力のもと実施するという。

 現在販売サイトでは満席に達したとの表示がされており、 同社の広報に問い合わせたところ「即日で完売した」とのこと。ヒットの理由に関しては「今回限定で提供する紅茶やお菓子が人気を博したのと、お客さまにお持ちするのが現役の車掌など乗務員が担当することもあり、乗務員とのふれあいが顧客に訴求したのではないか」と話す。

特急ロマンスカーGSE(70000形)(出所:リリース、以下同)

 令和版 走る喫茶室は、新宿〜小田原間を特別行路で運行する車内で実施。沿線の和洋菓子店「成城風月堂」や、小田急百貨店に出店するチョコレートブランド「ヴィタメール」のスイーツと、この企画に用意した日東紅茶オリジナルティーを提供する。

1949年にスタートしたシートサービス「走る喫茶室」

 また、GSEに搭載の高音質のステレオスピーカーを活用したBGMと時間を提供する。

 目的地の小田原駅に近づくと、小田原あんこを用いた最中と足柄茶、小田原城天守閣入場割引券やパンフレットを配り、小田原での充実した時間を提案。抽選で、ボトルドティー「Cold Brew Tea」をプレゼントする企画なども実施する。

 募集人数は120人で、専用サイトで募集していた。料金は一般5100円、クレジット会員は4800円に設定している。

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