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Google、セキュリティ企業Siemplifyを買収 クラウド事業に統合へ

» 2022年01月05日 15時02分 公開
[ITmedia]

 米Googleは1月4日(現地時間)、「SOAR」(Security Orchestration, Automation and Response)製品を手掛ける米新興企業Siemplifyを買収したと発表した。買収総額は公表していないが、米TechCrunchによると、約5億ドルという。

 siemplify

 Siemplifyは、2015年創業のニューヨークに拠点を置く非公開企業(本社はニューヨークだが設立はイスラエルで、研究開発は現在もテルアビブの拠点で行っている)。企業向けのエンドツーエンドのセキュリティサービスであるSOARを手掛ける。企業のセキュリティ担当者は、Siemplifyの「直感的なプラットフォームで、サイバー脅威に迅速かつ正確に対応」できるとしている。

 買収後、SiemplifyのチームはGoogle Cloudのセキュリティ部門に統合される。

 Siemplifyのアモス・スターンCEOは公式ブログで、Googleが昨年8月にサイバーセキュリティに100億ドル投資すると発表したことに触れ、「われわれはGoogle Cloudを注目に値するパートナーとみなした」と語った。「Google Cloudと協力してイノベーションを推進し、より多くのセキュリティチームが業務を新しいレベルに引き上げるのを支援する」としている。

 Googleがサイバーセキュリティに100億ドルを投じると発表したのは、バイデン米大統領が8月に大手IT企業を招集したサイバーセキュリティ会議後のことだった。米国では2021年を通して基幹インフラなどへのサイバー攻撃が多発していた。

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