終わりに向かう旧「Visual Basic」がいまだに人気の“謎”衰退の危機にある実力派プログラミング言語5選【中編】

実力があり、根強いファンがいるにもかかわらず、衰退の危機にあるプログラミング言語は幾つかある。その中から「Haskell」やバージョン6.0以前の「Visual Basic」を取り上げる。

2021年07月11日 10時30分 公開
[Chris TozziTechTarget]

 前編「プログラミング言語『Erlang』が熱心なファンを持つのに不人気な“あの理由”」は、実力があるにもかかわらず廃れる可能性のある5つのプログラミング言語のうち、「Erlang」を取り上げた。中編は「Haskell」と、バージョン6.0以前の「Visual Basic」(VB)を紹介する。

「Haskell」が人気を集められない“あの理由”

 HaskellもErlangと同様に、やはり大規模なユーザーコミュニティーを獲得できておらず、長く生き残るのは難しい可能性がある。Erlangと同じく、複雑さが不人気の主な原因になっている。Haskellは豊富なデータ型で、強力な関数型プログラミング(数学的な関数を組み合わせたプログラミング)を可能にしている。それがHaskellのコーディングと、その習得を難解にする原因にもなっている。

 技術的に優れていても、習得が難しいと初心者は遠のく。絶滅に至っていないのは、現在も小規模なHaskellコミュニティーが存続しているからだ。しばらくは消え去らないとしても、1990年代初めの公開時に、開発者が期待したほどの影響力をHaskellが得ることは難しい。

終わりに向かっていても人気を維持する旧「Visual Basic」

ITmedia マーケティング新着記事

news060.jpg

Z世代が考える「日本が最も力を入れて取り組むべき課題」1位は「ジェンダー平等」――SHIBUYA109 lab.調査
SDGsで挙げられている17の目標のうち、Z世代が考える「日本が最も力を入れて取り組むべき...

news061.png

高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用――アイリッジ調査
実店舗を持つ企業が「アプリでどのようなユーザー体験を提供すべきか」を考えるヒントが...

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...