ヤマダホールディングス(HD)は7月1日、子会社のヤマダファイナンスサービスを通じて、新たな金融サービスとして「ヤマダNEOBANK」の提供を開始する。
ヤマダNEOBANKは、住信SBI銀行のプラットフォームを使った金融サービス。ヤマダファイナンスサービスが銀行代理業者として、銀行の各種サービスを提供する。
スマホ専業銀行となり、iOS、Android向けのアプリから利用する。最短3分で口座が開設でき、円預金、外貨預金、振り込み、口座振替などの銀行基本機能を提供するほか、ヤマダHDグループのハウスメーカーで住宅を購入した人向けに住宅ローンも提供する。
また、口座開設し銀行サービスを利用したユーザーに、総額1億円分のヤマダポイントを付与するキャンペーンも実施する。期間は9月30日まで。
住信SBIネット銀行は、「NEOBANK」という名称で銀行サービスを提携企業に提供するサービスを強化している。提携企業は、自社のブランドを介した銀行サービスを顧客向けに展開する。自身は銀行免許を持たずに、既存の銀行と連携してオンラインでさまざまな銀行サービスを提供するモデルをネオバンクと呼び、欧州を中心に広がりを見せている。
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