米Googleは6月16日(現地時間)、5月に予告した同社として初のリアル店舗を17日午前10時にオープンすると発表し、多数の写真と動画(記事末に転載)を披露した。店舗はニューヨークのチェルシーマーケットの1F。同社のニューヨークオフィスも同じビル内にある。
扱う商品はGoogleのハードウェア(Pixel端末、Nestシリーズのスマートホーム製品、Fitbit製品)だけでなく、ロゴやキャラクター(Chromeがオフラインだと表示される恐竜など)入りのキャップやTシャツ、トートバッグなどだ。
単に商品を並べて販売するのではなく、イケアなどの大型家具店のようにリビングやゲーム(Stadia)ルームなどのコンセプトの部屋(Googleは「Sandbox」と呼ぶ)を作り、そこで実際の使い方を体験できるようにしている。
また、形のないサービスも体験しやすいように、例えば24のディスプレイが並ぶコーナーで、Googleアシスタントに話しかけると、言ったことが同時に24カ国語に翻訳されるのを体験できる。
店内には製品に詳しいスタッフが待機しており、気軽に質問できる他、Pixelなどの修理も受け付ける。セミナーコーナーもあり、Apple Storeの「Today at Apple」のような無料セミナーも開催する計画だ。
Googleはこの店舗を4年がかりで構築した。設計はニューヨークを拠点とするReddymadeで、まずマウンテンビューの本社キャンパス内に実物大のモックアップを構築してテストを続けたという。
ハードウェアでサステナブルを目指すGoogleは、店舗でも建築素材やシステムにも気を配ったという。店舗内の壁は木材、カーペットにもリサイクル素材を採用している。
同社はこのGoogle Storeで「実店舗の可能性を探求する」とはしているが、今後他にもリアル店舗を展開していくかどうかは発表していない。
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