ワークマンが「女子」に「プロ」と続々出店するワケ 女子店“本命”の路面店オープン(1/3 ページ)

» 2021年06月16日 17時48分 公開
[ITmedia]

 ワークマンは6月17日、「#ワークマン女子」南柏店(千葉県流山市)をオープンする。これまで出店してきた駅チカの商業施設内の店舗とは異なり、JR常磐線南柏駅から徒歩10分、旧水戸街道沿いに位置する「路面店」だ。同社は路面店こそ“本命”だと説明する。これまでの店舗とは何が違うのだろうか。オープン前の店内を取材してきた。

ワークマン新業態 初の路面店「#ワークマン女子」南柏店

 ワークマンは、2020年10月にJR桜木町駅に隣接する商業施設「コレットマーレ」(横浜市)に#ワークマン女子1号店を出店(関連記事)。同社にとって初の「駅チカ店舗」で、駅や施設を利用する一般のお客をターゲットとし、作業服などのプロ向け製品を置かない売り場構成とした。店内入り口にはピンク色のブランコを設置したり、オリジナルキャラクターの「わくこ」の人形を配置したりと「SNS映え」を意識した店舗づくりを意識した。

 #ワークマン女子初の路面店となる南柏店でもフォトスポットを配置し、SNS投稿や口コミで顧客を集める「循環型SNS集客」型の店舗を目指す。入り口に大きなわくこ人形を配置したほか、陳列棚には商業施設内の店舗よりも多く鏡を配置し、試着時の様子をそのままSNSに投稿できるようにした。

柏 店内にはフォトスポットを設置

 同社によると、来店したお客の3〜4%が店舗や製品の様子をSNSで発信すると「バズる店」と呼ばれるのだとか。フォトスポットの設置を進めたコレットマーレ店のSNS投稿率は6%。お客がお客を呼ぶ循環型の集客ができていると胸を張る。

 また、ファミリー客が多い#ワークマン女子ならではの取り組みとして、子ども連れでも快適に試着できるフィッティングルーム「ママ楽」を設置。フィッティングルーム内にマグネット式のパネルを用意し、子ども達が自由に遊べるようにした。

ワークマン フィッティングルームも子ども連れに配慮
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