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OCN光回線に「帯域幅3倍」の有料オプション 低遅延で切断が起きにくいネット環境を提供

» 2021年06月01日 16時30分 公開
[荒岡瑛一郎ITmedia]

 NTTコミュニケーションズは6月1日、個人向けインターネット接続サービス「OCN 光回線サービス」で、通信の切断や遅延が起きにくい「IPoEアドバンス」オプションを発表した。通信のタイムラグが問題となるオンラインゲームやライブ配信などのニーズに対応するという。OCN光回線の契約者が対象で、料金は月額1848円。6月1日から提供を始める。

 IPoEアドバンス専用の帯域を用意し、通常のOCN光回線サービスで提供しているIPoE(IPv4 over IPv6)接続と比べて帯域幅を3倍に拡張。事前の同意があれば、利用者が多く一時的にトラフィックが急増する「Windows Update」の通信を識別し、回線の混雑緩和のために別の帯域も用意するという。

IPoEアドバンスの仕組み(イメージ図)

 リモートワークや動画、ゲームなど容量の大きな通信によって、家庭のインターネット通信量が増えているという。IPoEアドバンスによって、オンライン会議で音声や映像が途切れることを避けたり、4Kなど高画質な動画の視聴や、ネットワークの遅延が勝敗を分けるeスポーツなどを楽しんだりできるとしている。

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