みずほ銀行はコロナ禍による「新しい生活様式」に対応するため、デジタル、リモートによるサービスの拡充を進めている。その第1弾として、自宅でスマホやPCからライフデザインを設計できる「ライフデザイン・ナビゲーション」と、投信口座開設と積立投信申し込みが同時に行える「投資信託口座開設・積立投信申込サービス」の2つを開始する。
「ライフデザイン・ナビゲーション」は、年齢や家族構成、年収、資産などの情報をもとに、今後の収支や資産残高の推移を自動的に作成するサービス。自動会計簿・資産管理サービス「マネーフォワード for <みずほ>」と連携し、他社で保有する預金や株式などの情報を自動で反映する機能も備える。1月12日から提供する。
ライフデザインを自宅で設計できる「ライフデザイン・ナビゲーション」(みずほ銀行)
「投資信託口座開設・積立投信申込サービス」は、投資信託の口座開設と積立投信の申し込みをスマホなどから同時に行えるサービス。必要事項の入力とマイナンバー確認書類のアップロードで即日申し込みを受け付け、最短3日で、契約手続きを完了する。みずほ銀行の普通預金口座を持つ人を対象に、1月25日からサービス開始する。
「投資信託口座開設・積立投信申込サービス」の特徴(みずほ銀行)
みずほ銀行が通帳有料化 70歳未満は1冊1100円
みずほ銀行は8月21日、2021年1月18日から通帳の発行を有料化すると発表した。新規発行および繰越時の手数料は1100円(税込み)。法人・個人ともに対象だ。ただし、70歳以上の場合無料とする。
FFGのみんなの銀行、地銀傘下で全国狙う スマホ専業銀行の勝算
ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)傘下で、新たに銀行免許を取得したみんなの銀行が5月下旬から営業を開始する。横田浩二頭取は会見で、「デジタル・ネイティブ層をターゲットに、デジタル・ネイティブなシステムを構築した。全国をターゲットにしたデジタルバンキングを模索する」と方向性について話した。
2021年のキャッシュレス業界 銀行の逆襲が始まるか
国内では依然としてクレジットカードがキャッシュレス決済の大部分をけん引する。一方で、クレジットカードだけではカバーできない層にまで浸透する新しい決済手段としてスマートフォンを使ったコード決済やアプリ決済が登場し、ニーズの隙間を埋めつつ、従来の決済インフラでは現金利用が中心だった層においてもキャッシュレス経済圏を拡大すべく市場が広がりつつある。
いまさら聞けないCBDC(2) CBDCがあれば銀行預金はいらない?
世界各国で中央銀行デジタル通貨(CBDC)への関心が高まっている。第1回では、CBDCが登場したときに、QRコード決済のPayPayのように利用されるイメージをまとめた。ただし、CBDCが競合するのは決済サービスだけではない。金融の基盤でもある銀行にはどんな影響があるのか。
既存の銀行を破壊する? 最近話題のDeFiとは
この数カ月、暗号資産業界で話題なのがDeFiだ。DeFiは「ディーファイ」と読み、Decentralized Finance、分散型金融の略。銀行など、従来の金融分野のサービスを、ブロックチェーンとその上で動くプログラムで実現するものとされている。
あと10年? 銀行業務を代替するDeFiに金融機関はどう取り組むべきか
DeFi、分散型金融は2020年のホットトピックだ。一般には認知度が低いDeFiだが、海外ではサービスが大きく伸長し、日進月歩の進化を遂げている。「金融機関はビジネスモデルを大きく変えることが必要になる。トークンベースになってくる、仲介業者がいらなくなってくる」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.