クルマはどう進化する? 新車から読み解く業界動向

マツダ、主力SUV「CX-5」「CX-8」を改良 出力向上で力強い加速に主力モデルの利便性向上(1/2 ページ)

» 2020年12月03日 16時33分 公開
[ITmedia]

 マツダは12月3日、主力SUVの「CX-5」と「CX-8」を商品改良したと発表した。両車種とも、出力の向上や制御技術の更新により、走行性能を向上。センターディスプレイのサイズを大きくするなど、利便性も高めた。

マツダが商品改良した「CX-5」

 CX-5は2012年の初代モデル発売以来、世界で300万台以上を販売している基幹車種。マツダのグローバル販売台数の4分の1を占める。17年に2代目モデルに刷新している。

 商品改良では、走行性能と利便性の向上を図った。走行性能では、「SKYACTIV-D 2.2」搭載車で最高出力を向上。高速道路での合流や追い越し加速シーンにおける力強い走りを強化している。また、「SKYACTIV-DRIVE(6AT)」搭載車では、エンジンとトランスミッションの制御技術をアップデートし、アクセル操作に対する応答性を向上。ドライバーが素早くアクセルを踏み込むと、クルマが「早く加速をしたい」と判断し、より素早く変速することが可能になった。

走行性能を高めた「CX-5」

 利便性を高めた点では、8インチだったセンターディスプレイのサイズを最大10.25インチに拡大。また、全ての機種に車載通信機を標準設定し、コネクティッドサービスによるアプリ連携や緊急通報サービスなどを利用しやすくした。

 希望小売価格(税込)は267万8500円〜414万1500円。

マツダ「CX-5」。センターディスプレイを拡大
マツダ「CX-5」のインテリア
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.