Facebookが進めてきた暗号資産のLibraのローンチが秒読みに入ってきたようだ。早ければ2021年1月にも発行される可能性が出てきた。米Financial Timesが報じた。併せて、12月1日に、Libraの名称をDiemに変更した。
Diemとはラテン語でDayを表し、「プロジェクトの新しい日を意味する」とプレスリリースでうたっている。同時に運営機関であるLibra協会もDiem協会に名称を変更した。
Libraは2019年6月に発表、世界各国の複数通貨(通貨バスケット)と価格が連動する仕組みのステーブルコインとしてもともと構想された。しかし各国の金融当局の警戒を招き、当初Libra協会に参加を表明していた、大手決済企業やEC企業など28社は、発行に向けた動きがトーンダウンしていく中で脱退が増加した。そんな背景の中、4月17日に大きく方向転換し、単一通貨に連動するステーブルコインを目指すことを発表していた。
当初のLibra構想からは大きく後退したものの、発行に向けて現実路線を歩みつつあり、名称変更は発行に向けた第一歩だともいえる。
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