「阪神タイガース福袋」はオンラインで 百貨店の福袋商戦 ”密”を避けて年末から巣ごもり需要を狙う(1/2 ページ)

» 2020年11月30日 16時23分 公開
[ITmedia]

 新型コロナウイルスの影響で、2021年の福袋商戦は例年と違う形になりそうだ。密を避けるため、販売開始を年内に前倒ししたり、オンラインストアを活用したりと小売り各社が工夫を凝らしている。また、中身もおうち時間を充実させるものや、マスクなど世相を表したものとなっている。

西武池袋本店は「マスク」や「ハンモック」で巣ごもり需要を狙う

 西武池袋本店は、例年より期間を延ばし福袋の販売期間を12月26日〜21年1月11日とした。

 そごう・西武によると、コロナ禍で家にいる時間が増えたことで、リラックスできるインテリアに買い替えたり、買い足したりする人が多かったという。そこで21年の福袋では「イエナカOFF福袋」(税込20万2100円)を3セット用意した。コロナ禍で特に人気を集めたリラックス用のハンモックや、ラグ、サイドテーブル、ブランケットをセットにした福袋だ。

西武池袋本店の「イエナカOFF福袋」(出所:プレスリリース)

 また、自宅で過ごす年末年始をゴージャスな時間を過ごしてもらおうと、純金の「とっくり」と「ちょこ」2つをセットにした「純金酒器セット 霰(あられ)」を用意。価格は、年号にちなんで2021万円とした。

純金酒器セット霰(あられ)(出所:プレスリリース)

 このほか、公式オンラインショップのみで販売する「シルクマスク福袋」(2200円)や、自宅で海外コスメを楽しんでもらおうと企画した「イエナカ美容 世界ビューティ福袋」(1万1000円)などを用意。コロナ禍で好調だった「家具」「キッチン用具」「ビューティ関連」「中食」「高級雑貨」「衛生用品」などを中心に取りそろえるという。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.