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テレワーカーの約4割、同僚との雑談・ランチは「1日0分」 リモートで交流せず

» 2020年11月18日 19時25分 公開
[ITmedia]

 テレワークをしている人の約4割が、リモートで同僚と雑談したり、一緒にランチを食べたりといった交流を行っていない――サイボウズは11月17日、こんな調査結果を発表した。

 調査では、雑談・昼食など業務と関係のないコミュニケーションに、1日のうちにどれほど時間を割いているかを聞いた。その結果、42.4%が「0分」と回答。45.0%が「30分未満」、9.8%が「1時間未満」と答えた。

photo テレワーク中の雑談などの所要時間

 こうした時間配分の印象については、全体の72.5%が「適量」と回答。「もっと多くしたい」は19.6%、「もっと少なくしたい」は7.9%だった。

 遠隔でのコミュニケーションについて「業務と関係のないやりとりがしづらい」という人は53.7%。「しやすい」という人は46.3%だった。

 仕事以外での交流が生まれにくい要因は「不要である」「機会がない」「相手の状況が分からない」「相手が忙しい」「話す時間やタイミングが難しい」などがあった。

photo 仕事以外での交流が生まれにくい要因

 業務との関係性を問わず、テレワーク時のコミュニケーション全般の印象は「ちょっとした会話が減る」(75.8%)、「ランチや飲み会での交流が減る」(75.5%)、「ちゃんと伝えようと丁寧になる」(73.6%)、「場の雰囲気をつかみにくい」(66.7%)といった意見が多かった。

 調査は、週に1回以上テレワークをしているビジネスパーソン3087人を対象に実施。調査期間は10月2〜6日で、インターネット上で行った。

photo テレワーク時のコミュニケーション全般の印象

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