豪Blackmagic Designは11月10日、ビデオ編集ソフト「DaVinci Resolve 17」を発表した。パブリックβ版がダウンロードできる。HDRグレーディングを強化し、AIマスキングツールを搭載。オーディオ編集のFairlightも改善した。
AIマスキングツールの「Magic Mask」は独自のニューラルエンジンを使い、人物全体、顔だけ、腕だけなどのマスクを自動作成してカラー補正、自動追従できる。
DaVinci Resolveの最大の特徴であるカラーグレーディング機能はさらに強化され、HDRパレットではカスタムカラーホイールを設計できるようになった。メッシュベースの補正ツール「Color Warper」でカラーパラメーターが修正可能だ。
Fairlightは「Fairlight Audio Core」によりPCのマルチコア、マルチスレッドを全てを活用し、低レイテンシの高速処理を実現し、2000トラックをサポートしている。
従来のDaVinci Resolve同様に無償版と、一部機能をアンロックしたStudio版がある。Blackmagic Design販売店からDaVinci Resolve Studioを購入すると、期間限定で新発売の専用キーボード「DaVinci Resolve Speed Editor」が付属する。キーボード単体販売では3万5980円(税別)。Studio版の価格も同じだ。
また、従来ではStudio版のみだったマルチユーザーコラボレーション機能が無償版にも提供されるようになった。
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