IDC Japanによると、新型コロナウイルス感染症の影響は企業ネットワークの導入/活用動向に変化を及ぼしていることが判明。クラウドシフトや5G、ワイヤレスファーストの導入/活用など、今後の企業ネットワークの在り方に影響する変化を推進する可能性が大きいという。
この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。
IDC Japan(以下、IDC)は2020年10月26日、国内企業ユーザーのネットワークの利用動向に関する調査結果を発表した。
この調査レポートは、国内企業543社を対象に2020年8月に実施した「2020年 企業ネットワーク機器利用動向調査」の調査結果をまとめたもの。
今回の調査では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大は、企業ネットワークにも大きな影響を及ぼしていることが明らかになった。約8割の回答者が、COVID-19の感染拡大の影響で「企業のネットワークに対する考え方や取り組みが変化した」と回答していた。
「ネットワーク構築運用の省人化」「無線LAN化促進」「リモートアクセスの強化」「ネットワークのコスト削減」といった足元の課題解決に向けた取り組みだけでなく、「クラウドシフトへの対応」や「新たなネットワーク技術/考え方の導入」など、今後の企業ネットワークの在り方に大きな変化をもたらす可能性も明らかになった。
無線をネットワークアクセスの第一の手段と考える「ワイヤレスファースト」については、6割を超える企業が実践しており、国内企業に着実に浸透していることが分かった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.