アレン・マイナー氏×境真良氏 「日本企業的DX」の神髄とは何かDXの本質を見失うな(1/2 ページ)

異色の大物対談で語られたDX(デジタルトランスフォーメーション)の核心とは何か。

» 2020年10月28日 17時00分 公開
[指田昌夫ITmedia]

 日本企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)はなぜ進まなかったのか、またコロナ後に勝ち残る企業に求められるものは何か。完全オンライン開催となった「CEATEC 2020」で、サンブリッジ創業者のアレン・マイナー氏と情報処理推進機構(IPA)参事 社会基盤センターDX推進部長の境真良氏が「日本と米国にみる、これからのデジタルトランスフォーメーション」というテーマで対談した。

 マイナー氏は、1987年に日本オラクルの初代代表として日本事業の立ち上げに貢献した人物。1999年投資会社サンブリッジを設立。セールスフォース・ドットコムをはじめとするベンチャー企業に投資し、成功に導いてきた。一方の境氏は、経済産業省でメディアコンテンツ、国際戦略情報分析官などを経て、2018年から現職を務める。2人が米国と日本のDXの違い、日本の行政と企業のDXについて意見を交わした。モデレーターはサンブリッジ代表取締役社長の梶川拓也氏が務めた。

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