リサーチ会社のクロス・マーケティング(東京・新宿)の10月時点の消費者調査によると、GoToトラベルキャンペーンの利用率は20%となった。GoToイートとともに認知率は9割を超えていた。
調査はクロス・マーケティングが10月16日〜18日、全国47都道府県の20歳〜69歳の男女2500人にWeb上で実施した。同社のこの新型コロナに関する生活調査は今回で12回目。
まず、新型コロナに関する不安度について聞いたところ、「直近1週間で不安を感じる」人は33%となり、微減傾向が続いている。同様にストレスを感じる人もわずかに減少していた。
GoToキャンペーンに関する関心や利用率についても聞いたところ、認知率では「トラベル」が94%、「イート」も92%に上った。一方で興味を感じている人はそれぞれ半数程度。利用率は「トラベル」で20%に上ったものの、「イート」の方は9%とまだ低調のようだ。
一方で直近1週間の外出目的について聞いたところ、「外食」「遊びに行く」の比率はわずかながら増加傾向にあることも分かった。
長期化するコロナ禍の中、緊急事態宣言時などに比べて人々の自粛傾向も薄らぎつつある。大きな打撃を受けている外食・観光産業がGoToキャンペーンなどによる消費喚起でどこまで復活できるかが注目される。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PRアクセスランキング