レジ袋有料化3カ月、それでも買う人は何割か――消費者調査クロス・マーケティング分析

» 2020年10月22日 17時40分 公開
[ITmedia]

 小売店でのレジ袋有料化から3カ月が経過した。リサーチ会社のクロス・マーケティング(東京・新宿)がレジ袋の購入状況について消費者調査したところ、「持参した買い物バッグに入れる」が過半数を占めた。逆にレジ袋購入派は1割弱にとどまった。

photo レジ袋、もらわなくなった?(写真はイメージ、提供:ゲッティイメージズ)

レジ袋購入派はわずか1割弱

 世論でも賛否が分かれたレジ袋の有料化。ただ、消費者サイドは余計な出費を抑えるためもあり、エコバッグなどの浸透がかなり進んだと言えそうだ。

 調査はクロス・マーケティングが10月16日〜17日、全国の20歳〜69歳の男女1100人に実施した。

 まず、買い物時の商品を持ち帰る方法について聞いたところ、「持参した買い物用バッグに入れる」が57.7%に上った。他にも「手持ちかバッグの中に入れる」(20.6%)と「持参したレジ袋を再利用」(12.2%)が続いた。一方でレジ袋を買っている人はわずか9.5%しかいなかった。

photo 消費者の買い物時の商品持ち帰り方法(クロス・マーケティング調査)

 レジ袋有料化以降のレジ袋の購入頻度の変化についても聞いたところ、半数近い44.1%が「7月以降、極力買わないようにしている」と回答。34.1%の人も「減った」と回答した。逆に購入頻度が増えた人は9.2%に過ぎず、マイバッグ利用が着実に進んでいることが判明した。

photo レジ袋有料化以降のレジ袋の購入頻度の変化(クロス・マーケティング調査)

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