JAL傘下ジップエア、グループ内から100人募集 コロナ禍でも拡大路線2021年度には新たに2機追加

» 2020年10月22日 14時41分 公開
[ITmedia]

 日本航空(JAL)傘下の格安航空会社(LCC)「ZIPAIR Tokyo(ジップエア トーキョー)」(千葉県成田市)が、JALグループ全社員を対象に客室乗務員約100人を募集することがわかった。

ジップエア公式Webサイト

 ジップエアによると、ジェットスター・ジャパン(同市)を含むJALグループ内の全社員が対象。客室乗務員としての採用だが経験は問わないという。現在ジップエアは中型機を2機保有しているが、2021年度中にはさらに2機追加することが決まっている。本格的な旅客便運航に向け、JALグループ全体の人員配置を見直す戦略だ。

ジップエア公式Webサイト

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で人の移動が減り、エアアジア・ジャパンが12月に日本から撤退することを表明。LCCの多くが苦境に立たされている中、ジップエアは拡大路線をとっている。

 ジップエアは、JALの100%子会社として18年に設立。新型コロナウイルスの影響で延期していた東京(成田)―ソウル(仁川)線の旅客便を10月16日に就航した。28日にはバンコク線を就航させるほか、ホノルル線の就航を目指し手続きを進めている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.