ローソン、スイーツの新シリーズ立ち上げ 目指すは「コロナ疲れ」の解消新たなポジショニング(1/4 ページ)

» 2020年10月21日 15時30分 公開
[昆清徳ITmedia]

 ローソンは10月21日、ご褒美スイーツ「ウチカフェスペシャリテ」シリーズの新商品を10月27日から順次発売すると発表した。コロナ禍によって生じた日々の疲れ・ストレスを解消するための「ちょっとした贅沢(ぜいたく)」や「癒やし」を提供するのが狙い。

「雲泡クリームのショート」(出所:リリース)

 ウチカフェスペシャリテは、素材やメニューのシンプルなおいしさを追求したシリーズ。10月27日に、「雲泡クリームのショート」と「麗溶(うるど)けチーズテリーヌ」(いずれも税込295円、以下同)、そして「栗堪能モンブラン」(320円)を発売する。11月3日には「ほくとろ豊潤スイートポテト」(270円)を投入する。

コロナ禍で消費行動が変化

 新シリーズが誕生した背景にあるのは、コロナ禍による消費者の行動変化だ。

 凸版印刷のグループ会社が運営する国内最大級の電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」は、20年6月26日〜7月2日に全国の女性1万3689人を対象にインターネット上で調査を行った。

 3カ月以内に自分にごほうびをあげた理由を尋ねると、「コロナの自粛生活を楽しく過ごすため」や「なかなか外出できずストレス発散したかった」といった回答があった。

出所:電子チラシサービス「Shufoo!」、1万人の女性の”ごほうび”意識調査

 また、「自分へのごほうびの内容を教えてください(複数回答)」という質問に対して、最も多かった回答は「スイーツを食べる」(58.2%)で、「洋服など服飾系の購入」(34.0%)、「食事を豪華にする」(28.9%)、「お酒を飲む」(17.0%)と続いた。さらに、「スイーツをどこで購入しましたか?(複数回答)」と尋ねると、1位が「スーパー」(64.4%)で、2位は「コンビニ」(49.5%)となった。

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