フィンテックで変わる財務

ロボアドのウェルスナビが年内にも上場

» 2020年10月19日 12時28分 公開
[斎藤健二ITmedia]

 ロボアドバイザー国内最大手のウェルスナビが上場準備に入った。東京証券取引所に上場申請を行い、年内にも上場する見通しだという。日経新聞が報じた。同社は上場報道について、「当社が発表したものではありません。当社は今後の事業拡大に向け、さまざまな可能性を検討しておりますが、現段階で決定している事実はありません」としている。

 ロボアドバイザーは、いくつかの質問によって顧客のリスク許容度を測り、それに基づいて投資ポートフォリオを決定。積み立てやリバランス、配当の再投資などを自動的に行うサービスだ。ウェルスナビは10月9日の時点で預かり資産残高が3000億円を超えた。

 SBI証券やソニー銀行など提携パートナーを通じてのサービス提供も行っており、また直近では地方銀行に資産運用エンジンを提供する取り組みも始めている。ロボアドバイザーサービスは米国で先行、全米の預かり資産残高は1兆ドルを超えており、前年比でも大きな成長が続いている。

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