3割前後が「貯金箱」 まだまだアナログな貯金方法

» 2020年10月19日 14時56分 公開
[ITmedia]

 貯金のやり方はさまざまあるが、「500円玉貯金」や「封筒取り分け」などまだまだアナログな方法が多いようだ。自動貯金アプリサービスを提供するネストエッグが、10月に行った調査によると、こうした方法が3割近くに上っていることが分かった。

 旅行や趣味、プレゼント用などの短期目的の貯金では、31%がアナログな方法を選択。また住宅や車の購入など高額で長期間貯金の場合でも、26%がアナログな方法を取っていた。また、金融商品の活用は8%(短期)、12%(長期)にとどまった。一方で、貯金アプリを使っている人は16%(短期)、9%(長期)と利用者が増加しつつある。

貯金期間別の貯金の方法(ネストエッグ調べ)

 年齢別では20代、30代の若年層は貯金箱や貯金アプリの利用が多かった。一方で、年代が上がるにつれて「銀行の自動積立、定期預金」の比率が上昇していた。また、40代は1割がタンス預金だった。

 また別途貯金用の口座を設けて、メイン口座から移し替える人が各年代で13〜22%あり、ネストエッグは「銀行APIを活用した自動貯金サービスの潜在ニーズが垣間見える」としている。

年齢別の貯金目的(ネストエッグ調べ)

 年代別の貯金目的では、20代で「趣味嗜好」(17%)、「資産運用」(18%)の比率が全年代を通して最も高かった。また、40代では「学費・養育費」(21%)の比率が高く、ライフステージごとに傾向に差がある結果となった。

 本調査は、10月2日から5日にかけてインターネット上で行われた。全国の20歳以上の男女500人が回答した。

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