マイナビが2020年度の既卒者(大学卒業後3年以内)の就活状況について調査したところ、内定率は3割程度となった。現役学生の内定率を大きく下回っており、格差が例年よりさらに拡大する結果となった。
コロナ禍で企業の採用活動が低調となり就活も後ろ倒しになっており、特に既卒へその悪影響が集中しているようだ。
調査はマイナビが9月14日〜28日にかけて、「マイナビ2021」会員のうち既卒者約260人にWeb上で実施した。
既卒者の内定率は34.4%となり、前年よりも8.9ポイント減少した。ちなみに8月末時点での現役学生の内定率は77.6%で、前年よりも既卒と現役生間の格差が拡大する傾向にある。また、「新型コロナは自身の就活に影響したか」という質問には、既卒者の74%が「あった」と回答している。
既に内定が出た既卒者に今後の活動予定について聞いたところ、「内(々)定先に満足して終了する(している)」は52.7%となった。前年の同調査より18.4ポイント減少しており、就活の結果に満足できていない既卒者が増加しているとみられる。
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