この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「[速報]マイクロソフト、RPA機能でWindowsアプリ操作を自動化する『Power Automate Desktop』パブリックプレビュー開始、日本語版も。Ignite 2020」(2020年9月23日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
米Microsoftは、オンラインで開催中の年次イベント「Ignite 2020」で、RPA(Robotic Process Automation)機能を強化したソフトウェア「Power Automate Desktop」のパブリックプレビューを開始すると発表しました。
「Power Automate」は2019年11月にMicrosoftが発表したノーコード/ローコードツールです。Microsoft Flowと呼ばれていたサービス連携ツールをベースに、ユーザーの操作を記録し再現するRPA機能を追加したものでした。
参考記事:[速報]Microsoft、RPA機能を搭載した「Power Automate」発表。ユーザーの操作を記録、再現実行で自動化。Ignite 2019
MicrosoftはこのPower AutomateのRPA機能をさらに強化する目的で、今年の6月にはRPA製品ベンダーの英Softomotiveを買収しました。Softomotive製品はSAPやJava、Citrix、メインフレームやAS/400などレガシーターミナルなどとの豊富なコネクター、マルチタスクや並列実行などの機能を備えています。
参考記事:Microsoft、RPAツールの「Power Automate」強化へ。RPAベンダーのSoftomotiveを買収、統合
今回パブリックプレビューが開始されるPower Automate DesktopにはこのSoftomotiveの機能が組み込まれ、自動化シナリオをマウス操作で作成編集できるビジュアルデザイナーを搭載。シナリオ実行時のエラーハンドリングやデバッグのためのスクリーンキャプチャーなども可能になりました。
Power Automate Desktopのプレビュー版は、英語版、フランス語版、ドイツ語版、スペイン語版、そして日本語版も提供され、アテンド型 RPA のユーザーごとのプランユーザー、もしくはフリートライアルユーザーであれば利用可能とのことです。
下記はプレビュー公開に合わせて公開されたPower Automate Desktopのデモ動画です。
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