「Emotet」日本への攻撃メール配信量が急増、ラックが注意喚起

ラックは、マルウェア「Emotet」の活動に関して注意を呼びかけている。日本への攻撃メールの配信量が2020年9月に入ってから急増した。新たな手口も観測されている。

» 2020年09月09日 07時00分 公開
[ITmedia]

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 ラックは2020年9月7日、マルウェア「Emotet」による攻撃メールの件数が急増しているとして注意を呼びかけた。

 同社が運営するセキュリティ監視運用センターのJSOC(Japan Security Operation Center)によると、Emotetによる日本への攻撃メールの配信量が2020年9月に入ってから急増した。それに伴い、ラックのサイバー救急センターにも、Emotetへの感染に関する相談が多数寄せられているという。

JSOCによるEmotetの検知状況(出典:ラック)

 Emotetは、メールを通じて感染を拡大させる。例えば、ある組織のユーザーが感染すると、過去にやりとりしたメールの返信を装って他の組織に攻撃メールを送信することがある。

2020年9月に新たな手口を確認 これまでの手口をおさらいしよう

Emotetにユーザーが感染する際の流れ(出典:ラック)

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