大ブームから大凋落の“シェア自転車”伏兵が米上場〜日本進出のモバイク、ofoは消える浦上早苗「中国式ニューエコノミー」(1/5 ページ)

» 2021年05月13日 07時00分 公開
[浦上早苗ITmedia]

 数年前に日本に上陸し、「中国ITすごい」の代名詞になったシェア自転車をご記憶だろうか。

 短期間で中国の道路を埋め尽くしたが、崩れ落ちるのもあっという間で、日本からもいつの間にか撤退していた。

 その後、日本のニュースでシェア自転車が報じられることはほとんどなくなったが、当時は伏兵扱いだったハローバイク(哈囉出行)が4月下旬、米ナスダックに上場申請し、話題になっている。

シェア自転車ブームでは“伏兵”とされていたハローバイク(哈囉出行)が、米ナスダックへ上場申請。中国シェア自転車の歴史と現状を紹介する。(写真は、中国の街中に並ぶハローバイク、19年筆者撮影)
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